感想:理科系の作文技術

大学時代、私は学会の研究発表用のレジュメを三日三晩、徹夜して完成させた。私の書いた文書はお世辞にも良い文書とは言えず、教授もなかなかOKを出せなかったのだと思う。
今、そのときのレジュメを読んでみる。やはりわかりやすい文書とは程遠いと感じる。

なぜ私の文書はわかりにくいのか?

ヒントがこの「理科系の作文技術」にあると思う。

この本が対象にしているのは、理科系の文書(仕事上の報告書、大学の論文等)である。
これらの文書は、内容が事実と意見に絞られており詩、小説にある心情的描写のほとんどは排除されている。

この本は、会社、大学などで文書作成に苦しめられている多くの人の救いになるだろう。SNS、Twitterの普及により文書が重要なコンテンツとなっている今こそ読むべき名著であろう。


(追記)
この本に書いてあることを意識して文書を書いてみました
一朝一夕に、身に付くものではないと思っていたけどやはり難しい(^^;)
けど、以前よりは確実に自分の文書に向き合えるようになったと思います。

SEの人は絶対に読むべき!
ドキュメント作成に慣れていないと、基本設計、詳細設計の時すごく苦労しそうですよ(自分はまだやってない)

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